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高遠の森で -水のみち、人のみち-

毎年、この時期に愛知の小学校5年生が、長野県高遠町の石釜パン野良屋にやってくる。高遠のNPO「あったかとお」を介しての選択式課外授業。3コースあるうちのひとつ、野良屋のタイトルはココペリ。ココペリとは、ネイティヴアメリカンと生きる音楽の精霊のこと。

まずは、太鼓でお出迎え。今年の音楽担当はかつみさん、ダイちゃん、八ヶ岳からてっちゃん、コバ、きらきら、私。緊張しながらも、内にあるドキドキとワクワクで子供たちの目は既に輝いている。子供たちと先生で40人。みんなで手をつないで輪になった。
野良屋かぁちゃんがみんなに問いかける。
  ー水は来るのかな?行くのかな?ー

今回は「水」を通して、「巡り」をテーマにしてる。

ティピをたて、粉と水でチャパティを作り、斧で薪を割って、藁や木の皮で火をおこして火を育て、みんなで、チャパティを焼いて食べた。そこにあるのは、「生きる」ってこと。生きて行く為に必要な最小限のものを、子供たちは「楽しい」という気持ちと一緒に体験したんだと思う。最小限のことだけど、この時代には一番難しいコトなのかもしれない。みんな、夢中でみんな楽しそうだった。

午後はスライド上映会。「酋長シアトルからのメッセージ」。力によって自分たちの土地やいのちを奪う人々(現在のアメリカ人)に向けての、深い愛のあふれるアメリカの先住民のメッセージ。かぁちゃんが語り、とぉちゃんがスライドを動かし、楽団が効果をつける。ほとんどぶっつけだったけど、いい感じだった。

そのあと、今,飲んでる水の道をたどって、森の奥へ、山の奥へ。...水はどこから来るのか?...結構キツめの野良屋の裏山を登って、沢まで歩いた。

左手を骨折してる子・・。
楽しいから登れたんだよね。「どーしても登りたい」というオーラを放っていた。
なんか、君の姿に感動しました。

戻って来て、おやつ。野良屋のスコーン&紅茶。
最後は野良屋夫妻とみとと、音楽担当全員で「レサムピリリ」を演奏した。食い入るように観、聴きしてくれたみんなの表情、よかったなぁ。心の箱にしまっておこう。


離れていても逢わずにいても、
いつもいつも、私は野良屋と同じところを歩いていると感じる。
目には映らない”みち”を、いつも一緒に同じ足取りで歩いている気がする。


水は来るのかな?行くのかな?
人のいのちは来るのかな?行くのかな? 巡りの中、水のみち、人のみち。

# by yumeyaeikoalways | 2005-05-23 02:12 | イベントなど  

夢を生きている

夢を生きている_e0016150_4531391.jpg
ゆめやえいこ。
私は,夢を生きている。
dreamの語源は、「音楽」「喜び」。

2002年、秋。突然私はうたい始めた。
「たぶん、私に宿る深い想いがそうさせた」としか言いようがない。打楽器奏者ではあったけど、まさか自分がうたをうたうなんて、思いもしなかった。

でも、うたい始めて、本当に良かった。うたい始めてからだって、何度もやめようと思ったけど、うたうことやめなくて良かったなぁと、今、本当に想っている。

音楽を通して出逢ったヒト、コト、モノたちが、私を学ばせ、成長させてくれた。
それは、私の音楽にプラスされ、音楽を通して出逢ったすべてに再び贈ることができる。 「幸せの交換」って友人が言った。そーゆーのって、嬉しいね。
人はいつからでもどんなことでも、何でも始められるんだと思うし、自分が変わればすべてが変わるってことがどう言うことなのかもわかった。

何をしていても、何処にいても、どんなことも、すべてが私の音楽になる。だとすれば、私は常にやりたいことをやって生きているってことなのかも。

「Love with everything always」
うたい始めたからこそ、出逢えたすてきな想いです。
私はこの地上で夢を生きている。あなたと共に,音楽と共に。

# by yumeyaeikoalways | 2005-05-22 02:07 | 足跡  

質問状

国際専門家会議に関する公開質問状


この度、貴委員会が9月11-12日に福島県立医科大学で開催される国際専門家会議に対しては、多くの疑問、疑念があります。その疑問は、3月中の段階で福島県住民に対して説明された100mSv以下の被ばくは安全であるとの見解についてであり、また今回の会議の趣旨の一つ「県民健康管理調査」の外部評価についてです。

放射線防護の専門家の役割は放射線被ばくを最小化して健康被害を未然に防ぐことにあると、私たちは考えます。「福島県における県民健康管理調査の取組み」の目的は「原発事故に係る県民の不安の解消、長期にわたる県民の健康管理による安全・安心の確保」とあります。放射線防護の専門家が役割を果たした結果として安全と安心は確保されるものです。100mSv以下の被ばくは安全であるとの説明によって防護に失敗し、その責任が放棄されてしまいました。

また県民健康管理調査次第のなかには、『今回の福島第一原子力発電所事故による健康影響は極めて少ないと考えられる』とあり、結論を現段階であらかじめ断定しているかのような調査を行い、異なる見解を持つ専門家、研究者間の継続的な議論がなされないのは、自らの責任回避を図ろうとしているようにしか見えません。県民、国民、市民の不信と不満は高まっています。原発事故による汚染の結果、現在も各地で様々な形での被ばくが続いています。その責任の多くが日本における放射線防護の専門家とされる貴委員会の委員および国際専門家会議の限定された出席者にあります。当事者が自ら選んだ海外の専門家から、現在の状況を変え、本来の放射線防護に資する見解を引き出せるとは到底考えられませ
ん。このままでは見せかけの外部評価にすぎないと断定せざるを得ず、住民の不安は増大するばかりです。

私たちは、以上に述べる理由から、この度の国際専門家会議が福島第一原発事故に伴う放射線被ばくの健康への影響について科学的な検討を行い、健康リスク問題を正しく評価し、放射線防護を行うには不十分と考えております。

ここに私たちの見解をお伝えするとともに、貴委員会の会議に関して下記の通りお訊ねいたします。誠意あるご回答をいただけますよう、謹んでお願い申し上げます。なおこの質問状は、貴委員会にお送りするとともに一般公開いたします。


本質問状の提出個人・団体(順不同):               

市民放射能測定所

低線量被ばくから子どもの未来を守るプロジェクト                    

高木学校                        

低線量被ばく研究会

○○○○○○○○○○○

○○○○○○○○○○

○○○○○○○○○○○

○○○○○○○

○○○○○○○○

○○○○○○○○

○○○○○○○○

質問

1.開催される会議の出席者のなかに、低線量被ばくの健康への影響は国際放射線防護委員会の評価よりも大きいと報告する研究者たちの参加が見受けられません。国際専門家会議として、放射線被ばくによる健康への影響を検討するならば、異なる見解を持つ専門家、研究者同士が議論してこそ意味があるものです。そうした研究者を排除して行われる理由をお答えください。



2.年間100mSvまで安全であると住民に説明を行ってきた貴委員会委員、山下俊一福島県医科大学副学長と生涯100mSvから悪影響が見られるとする内閣府食品安全委員会の見解には大きな隔たりがあります。これに関する貴委員会の見解をお聞かせください。


3.チェルノブイリ事故の影響によるがん死者数、罹患者数に関して、IAEA/WHOの報告とヤブロコフ・ネステレンコ報告、ECRR、ドイツ放射線防護協会、またその他多くの報告には大きな隔たりがあります。それらをどのように説明されるのか、不安を抱く住民にも納得のいく形で貴委員会の見解をお聞かせください。


4.「チェルノブイリ原発事故で唯一明らかにされたのは、放射性ヨウ素の内部被ばくによる小児の甲状腺がんのみであり、その他の疾病の増加については認められていません。」(健康診査【目的と概要】)という見解とは異なる多くの研究、報告については検討されるのでしょうか。されないならば、その理由をお聞かせください。


5.専門家、研究者間の意見の違いがあるにも関わらず、お互いの意見が議論されないことで、住民の不安は募り、会議の趣旨に反していると思われます。貴委員会の目的と趣旨のご説明とその理由をお聞かせください。


6.8月16日に行われた記者会見で貴委員会は、県民の放射線に対する不安を払拭するための提言、子どもを持つ母親の不安の解消のための提言を取りまとめるとの発表をなされています。不安を払拭するための提言を行うとありますが、放射線防護のための提言ではない理由をご説明ください。


7.市民の不安を取り除くはずの会議が、一般市民を排除して市民の声が届かない形で行われる理由をご説明ください。

以上

# by yumeyaeikoalways | 2001-09-07 10:18