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ハミング・ウォーカー

2003年から、長野県と民間が連携して不登校児童生徒支援事業が県下7カ所で活動が始まりました。私が今年になって関わり始めた上伊那地区の上伊那子どもサポートセンターでは、不登校、ひきこもりの子どもと、その子どもに関わるすべての大人に関わる相談事業や居場所運営、情報発信をしています。

私は月に一度、太鼓やらギターやら様々な楽器を担いで、上伊那子どもサポートセンター主催の「楽しく 遊ぼう ハミングデイ」に参加しています。とても広い体育館で、子どもたちはそれぞれの意思でやることを選んで遊びます。基本的には体を動かしてみんなで遊ぼう、という日なので、私もみんなに混ざって野球をやったりバレーボールをやったりします。子どもたちと同じように動いてしまうと、ぜーーはーーと息絶え絶えになりますが、とても楽しいです。^^


一緒に遊んでいると、みんな優しいなーと感心してしまいます。誰かが何かを間違えても、誰かが何かを失敗しても、それはただ起きたこととして肯定されていきます。誰かが何かを間違えたからと言って、その誰かを責めると言うことが発生しません。自分のことも責めません。責めても仕方ないし、何にもならないと言うことを、みんな解っているように想います。起きたことは起きたことだし、やったことはやったこととして肯定されていきます。

そうやって、肯定しあっていくと安心感に包まれます。
「間違ってもいいよ、正さなくてもいいよ、あなたはあなたのままでいいよ。」
そう言われ続けることの有り難さを想います。同時に、そう言えること、そう言い続けることの大切さを想います。世界のすべてが、そうだといいのに。
人は、つい自分のことも他の人のことも判断し、評価をしてしまいます。その判断する心、評価するその視点、価値観という透明な籠の中。

太鼓は叩けば鳴ります。同じ太鼓でも叩く人によって違う音がでます。
その音は、その人、その存在そのものです。私はその中心から聞こえてくる音が大好きです。知識や技術では伝えることができない響き・・。その人そのものの音。肯定だけが存在します。今回は、「雨だれセッション」をやってみました。みんな、夢中でやっていたのが良かったなーー。

上伊那子どもサポートセンターでは、ハミング・ウォーカーと言う通信を発行しています。「ハミング・ウォーカー」・・なんだか、いいなー。
はなうたをうたいながら、軽やかに歩いてこー♪

by yumeyaeikoalways | 2005-09-04 01:13 | 日常のこと  

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