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喜源治祭り

長野県松本市の中山で、築126年の本棟造りの家を中心に、講演会、講習会、コンサートなどの催しや、農業体験、機織り、陶芸体験など、さまざまな活動をおこなっている「喜源治の会」のお祭りが10月29日から11月3日にありました。
伊那谷のピアノ弾きの大ちゃんと陶芸家のシンゴさん、ふたつも紹介を頂いて10月29日にコンサートをさせていただきました。雨が降っていて寒かったから囲炉裏端でのお座敷ライブ。迷子になりそうなくらい広いお家です。

お祭り期間、日替わりのコンサートやワークショップがあったり、焼き物や蔓細工などの作品展示、写真展、自然農や有機農の野菜の販売、傍で薫製を作りつつ販売している薫製屋さん、人それぞれの体にあった靴を売る靴屋さん、地元のおばあちゃんのきのこ屋さん、それを使って作ったうどんやさん等々がありました。

朝は脱穀したばかりのもち米でトチの実を加えてお餅つき。母屋の隣に蔵を改造した喫茶コーナーがあり、そこの2階にも焼き物が展示されいました。店内には生命が喜びそうなものばかりが並んでおり、日替わりママのハナヨさんが麻の実コーヒーをいれてくれました。香ばしくて美味しい!

3日の最終日にはお祭りの打ち上げがあったので、また行ってきました。
喜源治は、八ヶ岳の蔵屋や高遠の野良屋のように、弓子さんと言う元気な女性を中心にしたコミュニティの本拠地。八ヶ岳、高遠より更に地域に根ざしているようです。弓子さんはキラキラした眼差しの素敵な方。
集っている人はみんな元気で生き生きしていて、とにかく前向きでパワフルな人ばかり。私は体調を崩していて気分が優れなかったはずだったのですが・・、まんまと元気になってしまいました。
???。

田畑をやり、鶏を飼い、焼き物や染めや織り、家の真ん中には囲炉裏があり、人々が集い楽しんで笑っている。それぞれが自分の知恵と能力を他の人と分かち合い、「やりたい」と想っていることを、言い訳せずに楽しんでやっている。地域通貨という言葉を使わずに、地域通貨の心が生かされ成り立っている!
そう言う暮らしや、そういう人と人との関わりって、やっぱいいな。
「田舎で暮らす」「地に足をつけて生きる」と言うことを改めて考えさせられたのでした。あ〜〜、私はいくつも言い訳を抱えているなぁ・・。

10月は、元気な女性が中心に存在するコミュニティの本拠地でのコンサートをたびたび経験しました。様々な生き方や在り方を目の前で観て、触れ、感じ、ココロが激しく動きました。その出逢いたちは、私に必要なことや忘れていたことをたくさん教えてくれたのでした。

by yumeyaeikoalways | 2005-11-05 23:58 | ライブ  

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